キャンピングカー

車中泊の結露、サンシェードでは防げなかった|普通車とキャブコンの差

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「車中泊すると、朝になって窓がびっしょり」

冬の車中泊で、これに困っている方は多いと思います。

対策としてよく紹介されるのがサンシェードです。我が家も普通車で車中泊していた頃、車種専用のサンシェードを使っていました。窓にぴったり合う、いちばん隙間のできないタイプです。

それでも、結露しました。

しかも朝にサンシェードを外してみたら、裏側のガラスまで濡れていました。

ところがキャンピングカー(アミティ)に乗り換えたら、そもそも結露が少なくなりました。サンシェードを使ったときも、裏は濡れていません。

同じ人間が同じように寝ているのに、なぜここまで違うのか。結露の仕組みから調べたら、理由がはっきりしました。

📋 この記事で分かること

  • 結露がなぜ起きるのか(露点温度という考え方)
  • サンシェードで結露が止まらなかった理由
  • キャンピングカーに替えたら結露が減った理由
  • 換気はどれくらい効くのか(うちはまだ試していません)

最後に、我が家がまだ試していないことも正直に書きます。

結論:サンシェードでは結露は止まらなかった

先に結論を書きます。

  • 普通車では、車種専用サンシェードを付けても結露した。裏側まで濡れていた
  • キャンピングカーに替えたら、そもそも結露が少なくなった
  • サンシェードで減りはする。でも車体が冷えやすいと、それだけでは足りない
  • 効いていたのは車そのものの断熱と広さだった

順番に説明します。

そもそも結露はなぜ起きるのか

窓の結露のイラスト(いらすとや)

結露の正体は、空気の中にいた水蒸気が、冷たいものに触れて水に戻ったものです。

ポイントは「冷たい」の基準が決まっていることです。

空気には「この温度まで冷えたら水滴になる」という境目があって、これを露点温度と呼びます。

たとえば室温20℃・湿度60%の空気の露点は12℃です。

つまり窓ガラスの表面が12℃を下回った瞬間から、結露が始まります。

ここから分かることがあります。

結露を防ぐ方法は、原理的に2つしかありません。

方法 やること 具体例
A:表面を冷やさない 表面温度を露点より上に保つ サンシェード・二重窓・断熱材
B:水蒸気を減らす そもそもの材料を外に出す 換気・除湿剤・換気扇

サンシェードはAです。

そして我が家の体験は、「Aだけでは足りないことがある」という話になります。

普通車のとき:車種専用サンシェードでも防げなかった

雪の積もる車のイラスト(いらすとや)

減りはした。でも止まらなかった

普通車(ボンゴフレンディ)で車中泊していた頃、運転席まわりの窓がよく結露しました。

使っていたのは車種専用のサンシェードです。窓の形に合わせて作られていて、吸盤で留めると隙間がほとんどできません。

汎用の傘タイプより、はるかに窓を密閉できるタイプです。

それでも結露は止まりませんでした。

そして朝にサンシェードを外したとき、裏側のガラスが濡れていました。

住宅で有名な現象と、同じことが起きていた

調べてみると、これは住宅の世界ではよく知られた現象でした。

「内窓を付けたのに、外側の窓が結露する」という話です。

内窓というのは、今ある窓の内側にもう1枚窓を付けるリフォームのことです。断熱のためにやるのに、なぜか外側の窓が濡れる。

理由はシンプルで、内窓と外窓の間が完全には密閉されていないからです。

すき間から湿った空気が入り込み、より冷えている外側のガラスで水滴になります。

さらに窓メーカーのYKK APは、室内側にへこんだ部分があると空気が動きにくくなり、表面温度が下がって結露を促す場合があると説明しています。

サンシェードとガラスの間は、まさに空気がまったく動かない空間です。

つまり我が家の普通車で起きていたのは、内窓と同じことでした。

専用品でぴったり留めても、湿った空気は入ります。そして入った空気は、冷えたガラスで水になります。

💡 サンシェードが無駄という意味ではありません

結露は減ります。夏の遮熱・プライバシー確保・朝の眩しさ対策としても効果があります。

ただ「サンシェードを付ければ結露しない」ではなかった、というのが我が家の結果です。

我が家が使っているサンシェードや、車種ごとの選び方はこちらにまとめています。

▶ キャンピングカーのサンシェードおすすめ3選|5人家族が使って分かった選び方

キャンピングカーに替えたら、結露が減った

車中泊のイラスト(いらすとや)

今乗っているのはAtoZのアミティという、マツダ・ボンゴトラックをベースにしたキャンピングカーです。

乗り換えてはっきり変わったのが、結露でした。

そもそも結露が少ない。そしてサンシェードを使ったときも、裏側は濡れていません。

普通車のときと逆の結果です。理由は2つありました。

理由①:車内が広いと、水蒸気が薄まる

寝ている間に人から出る水蒸気の量は、車が広くても狭くても変わりません。

でもその水蒸気が広がる空間の大きさは変わります。

同じ量の水蒸気でも、広い空間なら濃さは低いままです。

湿度が上がりにくい、ということは露点温度も上がりにくい。

さきほどの「20℃・湿度60%なら12℃」でいうと、湿度が低ければもっと冷えないと結露しないということです。

理由②:キャブコンには断熱材が入っている

アミティはキャブコンという種類で、トラックの荷台部分に居住スペースを載せたタイプです。

このタイプは、壁や天井に断熱材が入っています。

だから壁や天井の表面温度が、ガラスほど下がりません。

いっぽう普通車は、車体に占めるガラスと薄い鉄板の割合が高い。

冷える面が多いぶん、結露しやすかったわけです。

だから「シェードの裏」も濡れなくなった

ここが今回いちばん腑に落ちた部分です。

サンシェードの裏に湿った空気が入るのは、普通車でもキャンピングカーでも同じはずです。

違うのはその空気が露点まで冷えるかどうか。

  • 普通車=車内の湿度が上がりやすく、ガラスもよく冷える → 裏で結露する
  • キャンピングカー=湿度が上がりにくく、車体も冷えにくい → 裏でも結露しない

サンシェードの性能の差ではなく、車の差でした。

換気はどうなのか(うちはまだ試していません)

エアコンのイラスト(いらすとや)

我が家は冬、ルーフベンチレーターを回していません

先に正直なところを書きます。

アミティにはルーフベンチレーター(天井の換気扇)が付いていますが、冬は回していません。

理由は単純で、寒そうだからです。

せっかく暖めた空気を外に出すことになるので、なんとなく手が出ませんでした。

調べてみたら、換気は結露に直接効く

ところが調べてみると、換気は結露対策としてかなり理にかなっていました。

さきほどの表でいうと、換気はB:水蒸気そのものを減らす方法です。

サンシェードが「表面を冷やさない」のに対して、換気は結露の材料を外に出してしまう。

アプローチが根本から違います。

そして今回の我が家の結果を踏まえると、これは大事なポイントです。

普通車のようにAだけでは足りない車では、Bを足すのが理にかなっています。

実際に車中泊をしている方たちの報告を見ると、窓を1〜2cm開けるだけで結露の量がはっきり変わるという声が複数見つかりました。

換気扇を使う場合は、空気の入口と出口の両方が必要だそうです。反対側の窓を数ミリ開けると、空気の通り道ができます。

それでも「寒さ」との引き換えではあります

ただ、換気すれば当然その分は寒くなります。

ここは正直に書きますが、我が家はまだ冬に換気を試していません。

なので「1〜2cm開けても寒くないですよ」とは言えません。次の冬に試して、この記事に追記します。

なお我が家は暖房に家庭用エアコンを使っています。

▶ キャンピングカーに家庭用エアコンを設置した費用と使い心地【実体験】

▶ キャンピングカーにFFヒーターは必要?家庭用エアコン1台で雪の夜を越えた実体験

5人家族は、そもそも結露しやすい

これは調べていて気づいたことです。

結露対策の記事はたくさんありますが、ほとんどが1人か2人での車中泊を前提にしています。

我が家は5人です。

眠っている間、人は呼吸から水分を出し続けます。

人数が増えれば、車内に出る水蒸気の量もその分増えます。

普通車で結露がひどかったのは、狭い空間に5人ぶんの水蒸気が出ていたからでもあります。

「対策しているのにうちだけ結露する」と感じている方は、人数を考えてみてください。

そして広い車に替えることが、結果的にいちばん効く結露対策になることがあります。我が家がそうでした。

結露を放っておくとどうなるのか

「朝ちょっと濡れているだけ」と思いがちですが、放置するとカビにつながります。

湿気とカビの対策については、梅雨の時期にまとめた記事があります。

▶ 【初めての梅雨対策】キャンピングカーの湿気・カビ対策|5人家族が取り組んでいること

結露と雨漏りは別物です

ひとつ注意点があります。

結露と雨漏りは、原因がまったく違います。

  • 結露=車内の空気中の水蒸気が、冷えた面で水になったもの
  • 雨漏り=車体のすき間から、外の水が入ってきたもの

見分け方のひとつは場所です。

窓ガラスや金属部分が均等に濡れているなら結露の可能性が高い。

天井の一点からしみている、雨の日だけ濡れる、といった場合は雨漏りを疑ってください。

我が家は実際に雨漏りを経験して、修理に71,500円かかりました。

▶ 【実体験】アミティが雨漏り!修理費71,500円の内訳とショップ対応を全公開

まとめ|分かったことと、まだ試していないこと

✅ 分かったこと

  • 結露は「空気中の水蒸気」×「露点まで冷えた表面」で起きる(20℃・湿度60%なら12℃が境目)
  • 対策はA:表面を冷やさない/B:水蒸気を減らすの2系統
  • 普通車では、車種専用サンシェード(A)を付けても結露した。裏側まで濡れた
  • 理由は住宅の「内窓を付けても外窓が結露する」現象と同じ。すき間から湿った空気が入る
  • キャンピングカーでは、そもそも結露が少なく、シェードの裏も濡れない
  • 効いていたのは車内の広さと断熱材だった
  • 家族の人数が多いほど結露しやすい。広い車に替えるのが結果的に効くこともある

⏳ まだ試していないこと(次の冬にやります)

  • 冬にルーフベンチレーターを回してみる(どれくらい寒いのか)
  • 朝の拭き取り(今はやっていません)
  • 気温と湿度を測る(今回の話は数字ではなく体感がもとになっています)

やってみたら、この記事に追記します。

「調べたら分かったこと」と「実際にやったこと」は、正直に分けて書きたいと思っています。

もし今、普通車での結露に困っているなら。サンシェードで減りはしますが、止まらないこともあると知っておいてください。そのときは換気を足すのが理にかなっています😊

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